貢いでくれる人 

20代の頃は私に貢いでくれる人がいたのに40代になると貢いでくれる人なんていなくなります。さらに、私と同じくらいの男性に「おばさん。」と舐められるようになったり本当に老いることに嫌になります。
ある日、仕事を新人の木村君に教えると「金田さん教え方本当に上手ですね。金田さんみたいにしっかりした女性がいると彼氏も本当に幸せですよね。」「彼氏なんていないよ。もう40代だし結婚も諦めているの。」「そんなのもったいないですよ。俺が立候補したいくらいです。」嬉しい言葉。でも嘘だろうなと思い鵜呑みにしませんでした。
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そんなある日、私が働くお店は酒を提供していることもあって酔ったお客さんが来店しました。若い女性は酔ったお客さんと絡むのが苦手な様子だったので私がフォローに入りました。すると「おばさんには用がない。」と言われ傷つきました。だけど笑顔でなんとかそのお客さんを最後まで接客をして酒を売りました。そして終わったあと私は裏方入り誰も居ないことを確認して泣きました。すると木村君が私にコーヒーの差し入れをしてくれました。「俺は金田さんの笑いシワが大好きです。さっきの接客している姿にますます金田さんの事を好きになりました。」この告白を信じていいのか。でも、少しは愛されたい。私は木村君に 「私はもう若くないよ。いつでも嫌になったら別れていいよ。」「そんなことありません。」私達は付き合うことにしました。
ところが予想とは反対に木村君は私を振ることもなく彼の親も私とあまり年齢が変わらない事を事前に木村君が説得してくれたこともあって付き合ってすぐに結婚することになりました。
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